デジタルマーケティングの人たちと触れる機会がありました。
検索エンジンの最適化を行うSEO対策については知識が蓄えられていたのですがが、デジタルマーケティングとなるとテーマの全貌がどこまでなのか理解できていませんでした。
デジタルマーケティングの会議にでても、「GDN(じーでぃーえぬ)が!」「コンバージョンを」「Googleアナリティクスで」というフレーズがよくでてきますが、デジタルワードが多すぎて基礎から学びなおさないと意味不明。
報告用の表を見ても「ふぅーん!すごいやん!!」ぐらいの感想しかいえません。。。表の見かたと、成果結果の捕らえ方を認識したくなり何か方法はないのかと書店にでかけました。
さっそく参考書を購入してデジタルコンテンツの勉強をしましたが、途中で理解できなくなってしまいう・・・
そんなときタイミングよく『Google認定デジタルワークショップ』をFacebook(フェイスブック)でみつけました。Googleが『デジタルマーケティングのスキル』を提供するオンラインセミナーです。興味本位でオンライン授業を視聴してみることに。
Google認定デジタルワークショップの公式サイトを読むと
現在のスキルレベルや達成したい目標がどのようなものであっても、 デジタルマーケティングスキルの向上、ビジネス成果の改善、効果的な職務経歴書の作成などさまざまな事柄に、デジタル ワークショップは役立ちます。 (Googleデジタルワークショップより)
Googleデジタルワークショップを受講するメリット/デメリット
グーグルデジタルワークショップのメリット
[1]動画で学べるので参考書より個人的にわかりやすいと思う
[2]一コマの授業は5分程度
[3]スマホでできるので、空いた隙間の時間で学習することができる
[4]デジタルマーケティングに関する知見を幅広く向上できる
[5]いままでやってきたネット理解のおさらいになる
[6]無料で質の高い学びが得られる
[7]新卒時のアピールになりえる(公式サイトでスキルがあることを伝えよう!と表現しています)
グーグルデジタルワークショップのデメリット
[1]認知度が高くない
[2]全部の授業を網羅するのに、時間がかかる。
[3]デジタル業界はスピードが速いので、学んだことがすぐに古くなってしまう
[4]初心者にはデジタルマーケティングで使われるワードは理解しにくい
Googleデジタルワークショップはテーマ事に学べます
大項目(テーマ)が7個あります。自分の好きな順番でオンラインセミナーを受講します。大項目を選ぶと、小項目として数コマのオンライン動画を受講することができます。
1コマ3分~10分程度の動画セミナーです。デジタルマーケットについて理解しているひとは動画セミナーをスキップしてもかまいません。1コマが終わったらミニテストで理解度をチェックしていきます。ミニテストを合格したら、次のステップへ。これを繰り返していきます。
最後は大項目の章末テスト(※中学校でいう国語、数学、理科、社会、英語などの教科で行う期末テスト)です。問題の数は5-8ぐらい。合格すると、大項目を理解したという証明の合格バッチを取得できます。引き続き他の項目を選んで完全コンプリートを目指していくことができます。
ここからは、学んだことをおさらいできるように備忘録として記録しておきます。
ビジネスオンラインを活用する
コンテンツ マーケティング、オンライン広告、モバイル マーケティング、オンライン販売など スキルや知識の向上に役立つ さまざまなレッスンが学習できます。
Googleにおけるオンラインでの集客について
・「ラーメン屋さん」と検索すると
→地元のケーキ屋さんの Web サイトや、地図上のページでお店を見つけることができる。
・Google マイビジネスなどの地域情報サービス
→インターネット上で情報を発信することができる。
・アプリの導入
→自分のお店にアプリを持つユーザーが近づくと、GPS の機能で、ユーザーへPUSH通知などのお知らせを送信することも可能。
オンライン ビジネスにおける戦略
・具体的な目標を持つ
→「売上 2 割増加」、「見込顧客 100人 獲得」といった具体的な目標を定めることで、進むべき方向と、講じるべき施策が明確になります。
・提供しているビジネスの内容(企業理念)を明確に
→例:健康な暮らしを促す、手作りで感動できる旅etc
・独自性
→他社にはない、独自のセールスポイントも明確に。優れた顧客サービスを発見する。
・メール マーケティングの配信先リストの登録数を増やしたい場合
→独自のコンテンツやメンバー限定の情報など、メールを購読するとクーポンやセールの告知されるようなメリットをわかりやすく伝えましょう。
・お店のウェブサイトで訪問者が何をしているかを分析する
→うまく機能している要素と、していない要素を理解し、改善していくこう。
<オンラインビジネスの流れ>
[1]ビジネス目標→[2]基本方針を定める→[3]セールスポイントを決定・問い合わせを増やすためには
→すべてのページに電話番号を表示し、お店までの地図を記載しよう。予約や購入の機能を追加。
<SEO>ウェブ上で簡単に見つけてもらえるようにする
・検索に引っかかりやすくするには
→他のウェブサイトとは異なる、独自の説明を記載する。
・検索エンジンが画像を識別しやすくする
→画像には分かりやすい名前を付けましょう。例:image.jpg ではなく、りんご,jpgにする。画像のAltタグにもキーワードをいれる。
・特定の地域に特化していることを伝える
→お店のエリア、地域に配達可能などであることを記載する。そうすると「渋谷で一番おいしいラーメン屋」などの検索結果に表示されやすくなる。
・トレンドのモノをブログで紹介する
→ユーザーの探している内容への親和性が高くなるかもしれない。
・キーワードの調査をする
→ユーザーがあなたのお店に関係する商品や、サービスを検索するときに使うキーワードや、文章を理解して掲載しておく。
・他のお店
→他社のウェブサイトからアイデアを得よう
・競争率の低いキーワードで表示されるように対策する
→例:「世界一周」は競争率高い「世界一周 ボランティア」だと表示されやすい。
・SEOの目標設定
→コンバージョンやエンゲージメント、新規ユーザー数などを目標にするのもGood。
・タイトル、メタタグ、見出し
タイトル、メタタグ、見出しの設定をすることで検索エンジンクロールに認識してもらいやすくなります。
・バックリンクを増やす
他のサイトからのリンクが集まってきて支持されてるサイトという扱い。みんなに支持されるコンテンツはコンテンツマーケティング
・検索エンジンが最も重視するのは
単語の数・リンクされている数・利用者数・評判・コードに含まれる内容などがある。
・SNSはSEO的に関係性は高くない
ソーシャルメディア(SNS)でバズるほど人気になっても、SEO的に重要視されていません。
<海外展開>
・海外向けのサイトを作る場合
worldtrip.comが日本語の場合、英語はworldtrip.com/en などにして別ページ、別URLにしましょう。
・1ページに複数の言語を使用しない。
Googleクロールがどこの国の人をターゲットにしているのか判断できなくなってしまう
・翻訳
専門家に依頼して言語の精度を高める
・ターゲットの国を指示
多言語サイトの場合は言語アノテーションタグを埋め込んで、ターゲットの言語を指示しましょう。
・対象国に合わせる
通貨単位、物の重さや長さを表す表現メートル、ヤード。対象国に合わせます。
・時差
時差を考えて営業時間を表示させよう。
検索連動型広告
・ページ最上部に表示される広告のことを検索連動型広告という
クリック課金型広告なのでクリックされたら料金が発生する。
・品質スコア
品質スコアで上位表示がきまります。品質スコアはキーワードの関連性と入札単価が査定基準になります。
・キーワードの価値評価
1 クリックの売上を測ることで、そのキーワードの価値を判断できる。平均10000円の売り上げがあるのか、平均100円の売り上げがあるのかによって、キーワードの価値評価ができます。
・広告を目立たせユーザー行動を促進させる
広告を目立たせるためには、「30%割引」や「来訪でQUOカード1000 円プレゼント、送料無料」などを記載してみてはどうでしょう。2行目にユーザーに撮って欲しい行動を記載してみましょう。「資料請求」、「予約してください」など具体的にしておくことが、ユーザー行動に繋がります。
・ランディングページ(LPページ)
広告をクリックして表示されるページをランディングページと呼ぶ。このページも広告内容と関連しているものにしておくと品質スコアを高めることができます。
・広告の入札価格
Googleキーワード プランナーを使って、関連ワードを認知しましょう。目安として検索回数、入札価格などの情報を取得できます。
・広告を非表示させるには
「除外キーワード」がある場合は、[-]をワードの前に付けると検索連動型広告が表示されなくなります。
・フレーズがすべて一致していないと広告が表示されない
「フレーズ一致」は、フレーズがすべて一致していないと広告が表示されません。やり方はワードを二重引用符で囲みます。例”バックパッカー・世界一周”
・完全に一致した検索ワードでないと広告は表示されない
「完全一致」は、完全に一致した検索ワードでないと広告は表示されません。「バックパッカー・世界一周」を「[バックパッカー・世界一周]」にするだけ。「バックパッカー・世界一周・費用」では広告はでない。
・コンバージョンの計測の仕方
コンバージョンを計るには、thanksページにコードを埋め込みます。thanksページが表示されたら成果があがります。広告がうまくまわっていないとコンバージョンが少なくなります。
デジタルマーケティング用語
Google Search Console
二つのメイン機能があります。サイトが何位に表示されているか?サイトをどのようにGoogleが評価しているかです。
検索連動型広告
特定のキーワードが検索されたときに、あなたのウェブサイトが表示されるようにするサービス
ディスプレイ広告
文字、画像、動画など、さまざまな形式のものがあるため内容が伝えやすいです。
コンバージョン
ユーザーに取って欲しい行動。購入、資料請求、ダウンロードなど。成果測定、売り上げに繋がるかもしれない行動。例:購入、メールマガジン登録数、LINE登録数、SNS登録数など。
エンゲージメント
サイトを踏んでコメントを残したり、ユーザーがサイトを通して関係をもつこと。
クロール
公開されている世界中のウェブページから情報を収集する。別名「クローラー」。
インデックス
検出されたウェブページを登録する
ウェブページのランク付け
関連性が高いウェブページがどれかを決定する
キーワードスタッフィング
キーワードを不必要に繰り返し詰め込まない。スパムとみなされる。
【ウェブ上で簡単に見つけてもらえるようにする】
・検索連動型広告について
東京から検索している場合には、東京周辺の検索結果を表示される。大阪なら大阪周辺。
◆まとめ
Googleのオンライン試験受講1回目は不合格になってしまいました。結果は75%。合格は80%以上必要になります。
再試験は10時間たたないと受験できません。正答率から見た得意な分野は、[SEO※検索エンジンの最適化][SNS※ソーシャルメディア][WEB広告][WEB解析][商品やサービスの販売][グローバル展開]です。苦手な分野は[オンラインの基礎]でした。再試験まで時間があるので、苦手分野をオンライン動画で復習します。
そして、10時間後の再試験!!ようやく合格。
どの答えが正しかったのかはわからないシステムになっています。
Gooleデジタルワークショップを受講するのはオススメです。幅広く基礎のデジタルスキルを取得できると思います。理解できるまで何度でも受講することができるので理解しやすかったです。
ちなみに、『Googleデジタルワークショップ認定』の最終試験に合格すると、 Interactive Advertising Bureau と連携した認定証を Google から受け取ることができます。
履歴書に書くひともいるようです。『Google認定デジタルワークショップ資格』がどれほどの評価になるかは企業にもよるでしょう。
自分の知的好奇心を高める知見とするのがいいと思います。当然デジタルマーケティングを知らないひとよりは、一歩先を学んでいることになるので会議で新しい提案ができるかもしれません。データーを見る視点が養われる可能性もあります。
すべてのオンラインセミナーを受けるのは、けっこう大変だと思いますので、計画的にやっていきましょう。『時間が空いたときにやろー』で取り組みましたが、次のステップに進んだのは6ヶ月後でした(>_<)
モチベーションがあるうちにやっちゃうほうが、学べると思います。一気にやっちゃいましょう!!基礎を見つけたい人にはオススメ!がんばってください!