通信制大学は社会人に難しい?通信大学で資格取得

通信制大学は会社との両立が難しい?教員免許も大卒資格もとれる

会社と通信大学の両立
通信大学と仕事の両立で小学校の教員免許状を取得しました。
通信大学に行くのって働きながらだと大変そうと思いませんか。

「社会人になってから改めて通信大学で学んだ」感想として、通信大学は四年制大学と同じくらいおすすめできることが多いと感じました。

通信大学は高校生のみなさんにもオススメです。通信大学も進路のひとつにいれてもいいと思います。

社会人として、体験した通信大学のメリットとデメリットをつづります。

通信大学の学生はどんな人?口コミと評判は?

通信大学の学生
通信大学の中には、全国でスクーリングを実地しているところあれば、オンライン授業中心の学習を提供しているところもあります。自分の通いやすいひとつの地域でスクーリング授業を済まし、卒業することも可能です。

わたしは、スクーリング授業を札幌、芦別、横浜、東京、大阪、名古屋、福岡で受けました。
全国のスクーリング会場に行ったのは、自身のスケジュールに合わせた日程を優先したためです。

通信大学に通っている人たちの大半は、学生をしながらほかに働きを持っている人たちが多いです。正社員とは限りません。アルバイトでお金を貯めながら勉強している人もいました。

中には子育てをしながら通信大学で学んでいる人もいすし、高校を卒業してそのまま通信大学に進学した人たちもいます。

通信大学に偏差値は必要?学費・費用は?

通信大学の条件
通信大学に入学すると、正科生 / 科目等履修生のどちらからか学習形態を選ぶことになります。

わたしは正科生にしました。多くの人が正科生だと思います。多くの通信大学は入学のためのテスト試験はありません。入学のための合格率を調べる方もいますが、多くの通信大学には合格率というものは存在せず、偏差値も関係ありません。入学金を支払いさえすれば、学べる場に立つことができます。

大学卒業資格の学士号を取得するには124単位必要です。
通信大学と一般大学(4年制)の、卒業までにかかる学費を比較してみました。

一般大学(4年制)の場合、
国立大学 220万円(1年間55万円で計算)
私立大学 440万円(1年間110万円で計算)
(124単位を2年半で取得することは可能ですが、その後授業を受けなかったとしても、4年間分の学費がかかります。)

通信大学の学費 60万円〜90万円(サイバー大学は200万円)
わたしの学ぶ星槎大学という通信大学では90万円ほどかかります。

上記を見ると、通信制大学の学費は通常の四年制私立大学の5分の1程度になる可能性もあり、かなり安く済むことがわかります。

参考書(教科書)は指定されたものを購入していきます。
Amazonでも販売していますし、ブックオフでも購入できます。
少しでもお得に安く教材を揃えるならば、定価の半額ほどで手に入れることができるフリマアプリ『メルカリ』『ラクマ』を使うのがおすすめです。

授業によっては年季のある教科書を使うことがありますが、そういう教科書に限って4千円と高価だったり、その逆に、3千円の教科書が300円と激安で売っていたりします。

通信制大学のメリット、デメリット

通信大学
数年通ったわたしなりの、通信制大学のメリット、デメリットを書き出してみました。

通信大学のメリット

通信大学のメリット
①時期に関係なく、どのタイミングでも入学できる
②まわりの年齢を気にすることがない
③一般的な4年制大学に比べると学費が安い。(激安)
④自分のペースで単位取得ができる
⑤在宅で受けられるオンデマンドスクーリングが多い
⑥丁寧に電話対応してもらえる
⑦スクーリング授業の日程がいくつもある
⑧キャンパスが日本中にある
⑨取れる資格の種類が多い。(星槎大学は特別支援教育関連がおすすめ)
⑩授業以外での交流会する場もあった
⑪大学院への進学もできる
⑫取得したい授業の単位を落としても、次年度再履修することができる
⑬学生証で、博物館の入場料など学割価格を利用することができる

通信大学のデメリット

通信大学の授業
①通信大学で授業を修了するには、スケジュールの自己管理が必要
②遠い場所でスクーリングを受ける場合は交通費や宿泊費がかかる
③通信大学の口コミや評価が少ないため、一般大学と見比べにくい
④自分で実習先(例:教育実習)を探す必要がある
⑤通学定期の購入はできない
⑥一般大学のような学校図書館がない場合がある
⑦レポート作成のためにパソコンは必須

高校生の進路に通信大学はオススメ

通信大学を進路にいれるのは選択肢の一つとしてありだと思います。

先ほども紹介しましたが、四年制私立大学は総額400万円ほどかかります。
四年制私立大学が400万円するのは経費がかかるためだと考えられます。
・教授陣、職員への人件費
・研究費
・学校施設(パソコンルームや図書室など)
・メンテナンス代や光熱費
・クラブ、サークル活動への補助
などいろいろとかかる項目が多いからでしょう。

しかし、新型コロナの感染拡大防止のため、通常の四年制大学もオンデマンド授業への対応を強化してきました。
オンデマンド授業が増えるということは、学校に通う時間が少なくなり、大学内の図書館や、情報処理施設を使用する機会も少なっていきます。そうなると400万円近い金額を支払って四年制大学に通う必要性が見出しにくくなります。

全日制の四年生大学がおすすめのひともいる

四年生大学での授業
尊敬する教授のそばで学びたい!
施設を使用して研究したい!
サークルや部活をしたい!
という人には通常の四年制大学がおすすめです。

そういったこだわりがなければ、学費も安くオンライン学習のノウハウがある通信大学がよいと思います。

何度もいいますが、通信大学で学士号を取得するため(124単位)に必要な学費は30〜80万円と激安です。費用は学校を選択する大きな決め手になるでしょう。全日制大学を卒業しても夜間大学を卒業しても通信大学を卒業しても、大学卒業(学士取得)に大きな違いはありません。

社会人になってわかったことですが、卒業までの単位の取得方法を気にしている会社はほぼありませんでした。

これから進路を考える高校生の方は、自分の興味があることや学費も考えて通信大学を選択肢に入れてもいいのではないでしょうか。

四年生大学から通信制大学への転入もあり

通信大学へ転入
四年制大学に通って、途中で「あれ?わたしあんまり大学に通ってないし、大学のサービス受けてないのでは?」と思ったときは転入を考えるきっかけだと思います。

今は情報も多いし、多種多様な通信大学が転入を受け付けています。自分にあった通信大学も必ずあるはずです。

だからこそ今、通信大学を調べてみる価値はあると思います。
わたしは、「経済学に興味ないな〜」と思いながら全日制大学を卒業しました。当時は転入する勇気がなかったのでまったく動けませんでした。(結果、興味持てた勉強ができたので良しです)

通信大学には大学を中退した人もいる

オンライン授業
「思っていた大学生活と違った」「学費を払うのが難しくなったから中退」「長期留学するから退学する」などの事情で大学を卒業前に途中退学する人もいるでしょう。

学びたいタイミングは人それぞれです。歳を重ねてから学びを再開することも可能です。通信大学の良いところは、年齢関係なく自分のペースで学べることです。もう一度学び直したいと思ったらウェルカムで受け入れてくれます。

大学を中退して通信大学で学び直す人は、以前の大学在籍中に取得した単位が卒業単位として活かせる可能性があります。過去に取得した単位が活かせるのか、自分が入学しようとしている通信大学に問い合わせてみましょう。

通信大学のまとめ

通信制大学
わたしは通信大学を選択して大正解でした。
仕事をしながらでも、勉強ができるノウハウが通信大学には整っていると思いました。
単位を取得するのに必要なのは、レポート、スクーリング、小テストの3つです。

通信大学だと、モチベーションが続かず途中で辞めてしまう可能性もありますが、授業を受け課題を提出するかどうかは、ほんとうに自分の心持ち次第です。
社会がコロナを経験したことで、四年制大学のオンデマンド設備が整い始めました。対面授業の機会が少なくなると通信大学の学費メリットが際立ちます。
短い時間に単位取得することもできますし、長い時間をかけて学んでいくこともできます。
学びたいという気持ちがあるうちに、調べてみてはいかがでしょうか。
何度も言いますが、働きながらでも大丈夫でしたよ。