大事なことはアニメから学んだ!

個人的にオススメしたいアニメです。子ども向けから大人向けまでジャンルはさまざまです。一般的にオススメされている有名作品から、そうでないものまであります。アニメって大事だな〜。ではどうぞ!!

■さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年)

 

さよならの朝に約束の花をかざろう

興行収入はそれほど高くありませんがオススメしたいアニメ。主人公の「マキア」は成長が止まる種族です。その長寿の種族が村をつくり、毎日楽しく過ごしていました。そこに、武器を持つ人間たちが長寿の村をおそってきたのです。

主人公は内向的な女の子「マキア」。「マキア」は村から離れたところで人間の岡ちゃんを発見します。母親は殺されている状態です。このままだと赤ちゃんは死んでしまいます。そこで赤ちゃんを引き取り一緒に生きていくことを決めるのです。赤ちゃんの名前は「エリアル」。「マキア」と「エリアル」の愛あふれるストーリーです。

さよならの朝に約束の花をかざろう

1分ストーリー

平和な長寿の村が人間におそわれる。主人公(マキア)はひゃんなことから人間の赤ちゃん(エリアル)を発見して、一緒に人間の国で生活していきます。数年後ひさしぶりに村の友人達と出会ったり、思春期になったエリアルとひともんちゃくあります。

戦争も絡んでいくお話。母親としてのマキアの愛でエリアルを幸せにしていくストーリー。

2時間アニメとして面白いです。なんといっても絵がキレイです。監督は『あの花』を作り出した岡田麿里さんです。作画などを担当するのは「P.A.WORKS」になります。

ポケットモンスター ミューツーの逆襲(1998)

 『なんのために生まれたのか』がテーマ

伝説のポケモン『ミュウ』のコピーとして誕生させられた『ミューツー』。ロケット団からも飛び出して人間/ポケモンたちに逆襲をしていきます。

『ミューツー』はポケモンのコピー(クローン)をたくさん作っていきます。そしてポケモンたちと戦わせ、戦争を起こします。

戦い始めたポケモンたちですが、なんのために戦争しているのかポケモンたちはわかりません。戦っている両者とも、疲弊していきます。それでも戦いが終わりません。

なぜなら、両陣営のトップである『ミュウツー』と『ミュウ』が戦っているからです。国のトップ同士がいがみ合って戦争していると、市民も従って戦わなければいけないというメッセージなのかもしれません。

戦っている理由を登場キャラのジョーイさんが語ります。

「生き物は同じ種類の生き物に、自分の縄張りを渡そうとはしません。相手を追い出すまで戦います。それが生き物です。」

現実世界の戦いや、自己存在について語りかけるアニメ映画だと考察します。子ども向けとは思うなよ!!

 

うる星やつら ビューティフルドリーマー(1984)

うる星やつらを30文字で説明すると、

ドタバタやって、あたるが浮気して、ラムが電撃を食らわせる話

このビューティフルドリーマーは、学園祭前日をひたすら繰り返していきます。わたしの知るかぎり初の「ループアニメ」はビューティフルドリーマーだと思います。完成度は超高いです。

『夢』なのか『現実』なのか不明。『時間』と『空間』が本作品のテーマになっています。いまが本当に現実なのか誰も証明できないというようなセリフが飛び交います。

エンディングで学校の階数が普段と異なるのです。どちらが現実でどれが夢で、どれが現実なのか?見ている人によって解釈が変わる映画です。最初見たときは子ども時代だったので意味不明でしたが、大人になって見ると良さがわかるんです!

作品タイトルが最後にでてくるのも印象的。様々な考察があります。

監督/脚本は押井守(パトレーバー、攻殻機動隊)

 

銀河鉄道999 劇場版 (1979)

機械人間と人間が生活する世界。

主人公の哲郎は、機械人間に母親を殺されてしまう。母親の仇をうつために、人間の体ではなく、機械の体を手に入れようと考える。

哲郎は、永遠の命に憧れ、機械の体を無料で貰えるという終着駅の星を目指して謎のヒロインメーテルと共に銀河鉄道999で旅をする。

途中様々な星にたちよっていく、母親の復習を成し遂げ終着駅へ。そこで、ヒロインメーテルの秘密が明かされるのです。

個人的に選ぶ主人公哲郎の名言

「機械伯爵や機械化人を見ていると、永遠に生きる事だけが幸せじゃない、限りある命だから人は精一杯頑張るし、思いやりややさしさがそこに生まれるんだと、そう気がついたんです。

機械の体なんて、宇宙から全部なくなってしまえと」。すなわち「限りある命の尊さ」をテーマにしている作品です。絵が古いので現代っ子は見るのが苦痛になるかもしれません。

 

あしたのジョー2劇場版 (1980)

風来坊で旅人の矢吹丈。喧嘩をして少年院へ。その後、丹下段平のボクシングジム(?橋の下のボロボロの小屋)にて猛練習。ボクシングチャンピオンをめざしていくサクセスストーリー。

永遠のライバルは、力石徹。劇場版1のラストの戦いは、クロスカウンター、アッパーカットと技の応酬が見もの。そして劇場版2の世界戦へと続いていきます。劇場版2は映像もカット割りもおすすめ。

悲しくも見応えのある良作。ちょっと絵が古すぎるので見てられないかもしれません。

劇場版1を見ないと劇場版2の面白さはわからないです。DVDを借りる場合は、パッケージがラストシーンです。究極のネタバレですね(笑)

 

さらばヤマト(1978年)

宇宙戦艦ヤマトを簡単にいうとこんなストーリー

地球が大気汚染になっている時代。人間は地中で生活しています。大気汚染を浄化して、人間が地上で住めるようにするためコスモクリーナー(空気清浄機)の作り方を教えてもらいにイスカンダルという星へ旅立つのです。途中ガミラス星人と交戦して、空気清浄機を地球に持って帰ります。

というようなお話です。

このお話の続きが『さらばヤマト』になります。コスモクリーナー(空気清浄機)を手に入れて復興した地球に白色彗星軍(はくしょくすいせいぐん)が戦いを挑んできます。圧倒的な強さ、地球ほぼ壊滅状態。そこにヤマトが戦いに向かいます。宇宙戦艦ヤマトで人気だった沖田艦長、真田、加藤、徳川機関長、コスモタイガー(ヤマトの戦闘機)の山本が、、、。宇宙戦艦ヤマトの名キャラクターがどんどん亡くなっていきます。そして、なんとかヤマトが白色彗星帝国を破壊したと思ったら、最後の大ボス登場!!これだけの犠牲を出して主人公の古代進(こだいすすむ)が取った行動は!?名作である映画『さらばヤマト』は予想以上の動員数と興行収入になりました。

そのため、スポンサー的においしいとおもったのか、『さらばヤマト』の続編を制作します。『ヤマトよ永遠に』、『宇宙戦艦ヤマト完結編』と次々と制作していきます。果ては、『宇宙戦艦ヤマト復活篇』へというタイトルにしてひっぱります。

『さらばヤマト』で亡くなった名キャラクターたちがなぜか普通に生き返っているのには、笑えました。ここまでくると意味不明ですね。しかし『さらばヤマト』は成功したアニメ映画です。

 

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦(2002)

ギャグ、ストーリー、分かりやすさなどテンポが非常によいです。大人も楽しめる良作です。

すべてのクレヨンしんちゃん映画を見たわけではありませんが、NO1に泣けるアニメ映画です。多数の賞を受賞しています。文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞など。ほんとしんちゃんかっこいい!!

 

PSYCHO-PASS-サイコパス(2012)

人を数値化して犯罪者を特定することができるシビュラシステム。犯罪を行う前に合法的に逮捕、処理することができる近未来の話しです。公安局の刑事である狡噛 慎也(こうがみ しんや)が主人公。

ヒロインは新人の常守朱(つねもり あかね)。猟奇的な犯罪を解決していくという流れです。シュビラシステムによって犯罪抑制ができる反面、罪を犯していない冤罪(えんざい)の人を捕まえてしまうという状況もありました。

ライバルとなる犯罪者は槙島 聖護(まきしましょうご)。人々を支配するシビュラシステムの正体が明らかになっていきます。

槙島 聖護(まきしましょうご)「僕はね、人は自らの意志にもとづいて行動したときのみ、価値を持つと思っている。」というセリフは印象的。「サイコパス」という言葉を浸透させたのはこのアニメの影響だと思われる。

 

サマーウォーズ

片田舎の大家族に仲間入りした少年が、突如世界を襲う危機に対して戦いを挑む物語。最初のーんびりした雰囲気で始まって、いつの間にかハラハラドキドキの展開。おばあちゃんの手紙のシーンは号泣もの。

 

魔神英雄伝ワタル1,2(1988/1990)

ファミコンブームのときに放映されていたアニメ。RPG要素満載で当時のブームに乗っていました。主人公は小学4年生の戦部ワタル(いくさべわたる)。7つの山/星を超えて仲間とともにレベルアップしながら悪のドアクダーを倒していくという内容。

面白いのはキャラクターが最高に面白い!天真爛漫でムードメーカーのヒミコ。ライバルだけど、ギャグったりシリアスになる虎王(とらおう)。思いやりがあってまっすぐな信念を持つ理想的な主人公がワタル。

NHKで包装されていたアニメ『不思議の海のナディア』と同時期に放映されていました。当時はナディア好きか?ワタル好きか?でクラスが分かれていました。声優陣が超素晴らしいんです。ワンピースの主人公の声をしていた田中真弓さんに、エヴァの綾波レイの声をしている林原めぐみさん。おはスタの山寺宏一さんなどが魔神英雄伝ワタルのメインキャラを担当しいました。

 

コードギアス反逆のルルーシュ

ダークヒーローとして、キャラがなりたつ主人公ルルーシュ。ルルーシュがもつ特別なギアス(邪眼)は人の心を思い通りにさせる力があります。世界は私たちの実世界と同じ地図です。巨大な影響力を持つブリタニア帝国というのは、北アメリカになります。ブリタニア定刻には王の子がたくさんいます。

ルルーシュはそのなかの一人です。まわりから忌み嫌われたルルーシュ。母親が暗殺されて、ルルーシュは兄妹そろって日本に飛ばされてしまいます。日本はしばらくしてブリタニア(北アメリカ)に占領されてしまいます。主人公ルルーシュが、CCという女性キャラと出会って。ギアスというものを身につけ、巨大なブリタニア定刻に反逆劇を繰り広げていく物語です。

最終的には、自らが皇帝の座にのし上がっていきます。知略的な戦い方が面白いのが本作の特徴。そしてある種の鬱アニメでもあります。

和平合意をしたあとに起こる想像しなかった結末。まさかの最終話へとなっていく。最終話の考察はさまざまあります。

そんなコードギアスを主人公「ルルーシュ」の呼び方で物語を説明するとこんな感じなります。

スタート 『ルルーシュ』がんばれ

前半 『ルルーシュー!!』かっこいい

中盤 『ルルーシュ?』見間違えかな?

後半 『ルルーシュー???』うそやん!なんで!?

ゴール 『ルルーーシューーーーーーー!!!』涙

アニメ版の続きとなる『復活のルルーシュ』も面白いです。まさかのラストからの復活劇が描かれています。

まとめ

アニメはその時代社会テーマを取り入れて作られています。昔は善と悪をはっきりさせて、弱い立場に所属する主人公が強いものに挑んでいくサクセスストーリーが多かったです。最近は、ストーリーに伏線をもたせてひとりひとりのキャラに焦点を当てて楽しめる作品が増えてきています。ちょっと殺戮/鬱系が多いのには抵抗あるな〜。これも現代社会を映し出しているんでしょうけどね。人を元気にさせるアニメが増えてほしいな〜。